ヒトが将来の夢を実現させる必要条件にはいくつかあります。
それは思考・行動・感情・言葉の4つが代表的です。
過去の自分を思い返し、4つの必要条件に当てはめてみるとよいでしょう。
この4つのバランスがとても大事で、どれかが欠けてもいけません。
ところが、どれかが突出していた場合、別な要素を補うことができます。
この中でも「言葉」に注目して欲しいのです。
日本人が幼い頃から使ってきた言葉には、ある特徴が見えるといわれています。
それは「~になる」というフレーズ、英語でBeやBecomeに該当する言葉です。
「~になる」という言葉を、日本人は必要以上に使い過ぎています。
例えば、何かを買った時に、そのお店の店員さんから「500円になります」と言われることよくありませんか?
これはおかしなフレーズです。
しかも文法的にも間違っています。
他にも、親や先生から「大人になったら、何になりたい?」と聞かれた記憶はありませんか?
欧米、特にアメリカでは実現させたい将来の夢や願望に関して、「大人になったら、何をしたい?」と聞くそうです。
会話の中で扱われる動詞についてもHave・Do・Getなどの単語の比率が圧倒的に多い傾向があります。
BeやBecomeのような「自然とそうなる」「なるようになる」という意味とは違い、「自ら取りに行く、行動する」ような用い方です。
比較的に欧米諸国の人々は、自分の意見を論じて正々堂々と自己主張をすることで知られています。
自分の在り方や、将来の夢や願望へと繋げるやりたいことへの執着が強いからかもしれません。
もちろん、自然となるようになるといった東洋的思想に憧れる欧米人も多くなりました。
ただし、この方法論はとてもハードルが高く意外と険しい道です。
よほどの覚悟を持って、正しく流れを受け入れられる人でなければ達成できないでしょう。
まずは個人として、自分は何をしていきたいのかを、最初の時点で明確にしておく必要があります。
近年になって、メンタル的なことで悩むヒトが増えています。
現実に押しつぶされて心に負担を感じているようです。
そして、自分を縛らない生き方やストレスフリーな考え方を手に入れる方法を手に入れたいと考えます。
そこでは、「こうあるべき、こうしなければならない」といった「べき論」が嫌悪され始めました。
一見すると安心して暮らせるので自然体な自分に還れます。
ただ、夢の実現に努力をしたいと思い始めたのなら、もう1度「べき論」に注目することが大切なのです。
夢は叶って当然で、そうあるべきだという強い信念を持っていくことで、実際に叶ってくれるからです。
<to HOME>