謙虚さが次第に日本人の将来の夢を奪っていく

多くの日本人は、子供の頃に「大きくなったら何になりたい？」と聞かれます。

ところが、それについて今後どう考えて行動すべきかを、親や周辺の大人たちからは具体的に教えてもらえません。

せいぜい学校の勉強をがんばり、先生の言うことを聞けという程度です。

受け身になり大人の言う通りにやれ（世間と歩幅合わせていけ）といった得体のない何かをインプットされ続けます。

これは、将来的にもジレンマとして残ります。

しかも無意識に操作されてしまうのです。

日本人の多くは、大人になっても自分が本当にやるべきことを自主的に見出せない、夢を思い描けない人種になったといえるでしょう。

■日本本来の在り方すべてが間違いではないが正しくもない

一方、欧米のほとんどは、欲しいものを実現させるのなら自分の手でつかみ取るよう教えれらます。

そのため、DoやHaveの精神が心に宿るのです。

成長するごとに、独立心旺盛になっていきます。

もちろん、欧米人の全てが成功し夢を叶えているとは限りません。

しかし「アメリカンドリーム」という言葉があるように、将来の夢を見つける方法にどん欲なのは欧米人のほうでしょう。

本屋さんに行けば、成功法則・願望達成方法の著書があり、その殆どは欧米的思考のものばかりです。

逆に日本人は、控えめで自然の摂理に合った暮らしをしてきました。

もし古来の日本人らしく未来を生きたいのであれば、古風だった時代に逆戻りする勇気を持たないと嘘になります。

アナタは目の前にあるスマホやパソコンを処分して0からやれますか？

昔の日本人のように、薪でご飯を炊き、わらじを履いて、電気のない暮らし方を営めるのでしょうか？

おそらく現代の日本人にはもう無理だと断言できます！

欧米的な方法が全部正しいとは言えません。

しかし、日本人らしさがすべて正しいとも言えない時代になったのです。

生まれや育ちは違えど同じ人間です。

であれば、お互いの見習う部分は見習って取り入れるよう努める姿勢が必要ではないでしょうか？

欠けている部分は素直に認めて、見習うことに励んでもいいはずです。

根本的な日本人の夢実現で欠けてる部分は、自らの力でつかんでいく姿勢です。

自分の夢を実現させるための努力をバカにしてはいけません。

今の日本人に必要なのは、どん欲に夢を叶えるべき強さなのです。